今回は7月に被害が多かった”偽ウイルス対策ソフト”についてご紹介します。
「パソコンがウイルスに感染している」といった偽の警告画面を表示し、有償のソフトを購入するよう促す手口です。ぜひ社内でも共有してください。
Webサイトの閲覧中に突然警告!
インターネットの閲覧中、ブラウザ上でウイルス感染やシステムの不調といった警告が表示されます。
Webサイトを閲覧しているときにこんな警告が現れたら焦ってしまい、正常な判断もできなくなる可能性があります。そういったユーザーの不安を煽った手口です。この指示通りに「更新」をクリックすると、不正なサイトに遷移してしまいます。
Webページは閉じることができないよう細工されていることがあるので、タスクマネージャーからウィンドウを閉じて対応しましょう。
偽の有償ソフトを購入させる
先ほどの画面からのリンク先は、PC修復ツールと称したソフトのダウンロードページになっています。ページ右上にはノートンやマカフィーのロゴマークもあり、信用してしまいそうです。
このソフトをインストールしてチェックを開始するとシステムに問題が見つかり、更に有償ソフトウェアの購入を促されます。
ここまでの一連の流れは非常にスムーズですね。偽サイトだと気づかず購入してしまってもおかしくないと思いました。
また、ソフト購入後はサポート窓口と名乗るところから電話によって遠隔操作でのサポート作業に誘導され、サポート費用の請求や長期サポートの契約を持ちかけてくるなど、包括的に攻めてきます。こんなサポートができるなら健全なビジネスに注力すればいいのに…と思ってしまいます。
このような手口で被害が急増しています。
被害内容
- 不正プログラムのインストール
- 偽ソフト費用の支払い
- 個人情報、支払い情報搾取
被害に遭わないために
偽の警告画面のメッセージを見極める
「普段利用しているソフトによる警告ではない」
「インターネット利用中にブラウザ画面上に表示される」
このような場合は、偽の警告である可能性が高いと考えられるそうです。安易に画面の指示に従わないようにしましょう。
また、常に最新の情報をチェックすることも重要なセキュリティ対策です。浅間商事では毎月1~2回、セキュリティ情報をメールでお届けしています。ぜひこの機会にご登録ください。