テレワークの普及に伴い、セキュリティ環境や周囲に相談する人の有無で、リスクが増えています。Emotet、IcedID、いずれの脅威も細心の注意で防げる可能性が高く、ぜひ社内で情報共有をお願いいたします。
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攻撃のパターン
- 取引先、過去にやり取した相手先、実在する企業を装っている、本文もWordファイル内の文も日本語
- ウイルスチェックをすり抜ける暗号化したZipファイルでの送信してくることもあり!
- 添付のWord等を開いてしまっても、コンテンツの有効化は絶対にしないように!!
- 本文に記載されたURLがあった場合もクリックしないように!!
- 『会議開催通知』・『賞与支払』等、時期に合わせて件名や添付ファイル名も変えてきます
被害
- 端末やブラウザに保存されたパスワード等の認証情報が窃取される窃取されたパスワードを悪用され、社内ネットワーク内に感染が広がる
- メールアカウントとパスワードが窃取される→メールサーバに直接アクセスされ、大量送信にも使われる
- メール本文とアドレス帳の情報が窃取され、その情報を悪用し、取引先等感染を広げるメールが送信される
- 他のウイルスをダウンロードし、二次被害の恐れもあり!!(ランサムウェア・不正送金等被害)
対策
- Wordのマクロの設定が、『警告を表示してすべてのマクロを無効にする』(デフォルト設定)になっているか確認
- 知っているメール送信者からでも不審な添付ファイル、URLリンクは開かない、相手先に確認する
- 添付ファイルを開いてしまった場合でも、コンテンツの有効化はせず、ファイルを閉じ削除
- 社員全員で最新の情報、脅威、手口を知る、ネット利用には社内外問わず、常に脅威が存在すると考える!
サイバー攻撃は高度化し脅威は増える一方、テレワーク等でセキュリティが行き届いていないネット利用が増え、社内で直接情報共有・相談できる場も減り、リスクは格段に増えています!
どこにいても、社内・取引先からでも、常にリスクがあると考え、安易に開かず必ず確認を!
知っていれば防げる脅威も多いため、全社員へ注意喚起、OSやソフト、機器のアップデートも忘れずに対策を
情報源
- IPA https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html
- JPCERT Emotet などのマルウェア感染に繋がるメールに引き続き警戒を https://www.jpcert.or.jp/newsflash/2020122201.html