Emotetに続く新たな攻撃が出現しました。当ニュースレターを確認いただき、知っている送信元であっても、パスワード付き添付ファイルには十分ご注意ください。
→「あさまセキュリティーニュースレターVol.67」PDFダウンロードはこちら
攻撃のパターン
- 不正なプログラムを組み込んだWordファイルを、暗号化しメールで送信
→暗号化ファイルはウイルスチェックされず、相手に届く可能性が高い - 取引先、過去にやり取した相手先、実在する企業を装っている、本文もWordファイル内の文も日本語
→メールを開かせる、添付ファイルを開く可能性を上げる
(Wordを開くと、コンテンツの有効化するような指示が書かれてますが、コンテンツの有効化は絶対にしないように!!)
被害
- 端末やブラウザに保存されたパスワード等の認証情報が窃取される
- 窃取されたパスワードを悪用され、社内ネットワーク内に感染が広がる
- メールアカウントとパスワードが窃取される→メールサーバに直接アクセスされ、大量送信にも使われる
- メール本文とアドレス帳の情報が窃取され、その情報を悪用し感染を広げるメールが送信される
- IcedIDが他のウイルスをダウンロードし、二次被害の恐れもあり!!
対策
- Wordのマクロの設定が、『警告を表示してすべてのマクロを無効にする』(デフォルト設定)になっているか確認
- 知っているメール送信者からでも不審な添付ファイル、URLリンクは開かない、相手先に確認する
- 添付ファイルを開き、コンテンツの有効化を求める画面が出ても、有効化をせず、ファイルを閉じ削除
- 社員全員で最新の情報、脅威、手口を知る、ネット利用には社内外問わず、常に脅威が存在すると考える!
以前のニュースレターで紹介している「EmoCheck」というツールでは、今回の「IcedID」の感染有無のチェックができません。感染が疑われる場合、ウイルス対策ソフトでウイルスチェックを実施ください