東京商工リサーチが7月14日に発表した「新型コロナウイルスに関するアンケート」の調査結果※によると、感染防止のため導入が広がった在宅勤務やテレワークを「現在、実施している」企業は31%にとどまりました。また、「実施したが、現在は取りやめた」という企業が26.7%という結果だったそうです。
※6月29日~7月8日にインターネット上で実施。1万4602社から得た回答を分析・集計。
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20200714_01.html
なぜ一度テレワークを実施した企業が、やめるに至ったのでしょうか。今回は浅間で耳にした、中小企業のテレワーク失敗理由の一つを解説したいと思います。
中小企業のテレワーク失敗理由
テレワークをやめてしまった中小企業の経営者の一部の方々が、口を揃えて言っていたことがあります。
「テレワークのために、携帯電話とノートパソコンを用意した」
しかし、この態勢でテレワークに臨んだ結果、業務効率は下がり、緊急事態宣言解除後は出社勤務に戻ってしまったそうです。
携帯電話とノートパソコンだけでは次のことができません。
- 社内データへのアクセス
- スムーズなコミュニケーション
社内のファイルサーバーやNASに入っているデータは、何もしなければ外からアクセスすることはできません。(セキュリティ上、それは当然です。)
また、社員同士のコミュニケーションにおいて、電話はつながらない、メールは返信が遅い……といったことが起こりがちです。(商談中や移動中など。)
オフィスで社内のデータにアクセスし、顔を合わせた人とその場でコミュニケーションをとる。そういったことがオフィスを離れると、「電話とノートパソコン」だけでは実現が難しくなるのです。
その結果、業務効率が下がってしまった会社様が多いようです。
テレワークに必要なものとは?
では、テレワーク失敗問題の解決に必要なものは何でしょうか。浅間商事では、次の3つが必要だと考えています。感染症拡大前、欧米企業がテレワークに一度失敗している歴史があります。その背景も、これらの技術が未発達だったからだと考えています。
- WEB会議(Microsoft Teams、Zoom、Google Meetなど)
- ビジネスチャット(Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Chatworkなど)
- VPN(UTM)
WEB会議やビジネスチャットは、オンラインの社内コミュニケーションを強力にサポートしてくれるツールです。電話やメールではすぐに対応できないことも、ビジネスチャット(チャットや掲示板)であれば、空き時間に対応しやすくなります。
WEB会議(TV会議)を使えば、ちょっとした打ち合わせも、オンラインで出社せずに対応することができるようになります。ただ、「うちはZoomは使っている」という会社様が増えてきましたが、WEB会議だけでは、全参加者が同じ時間に参加しなければいけないという制約があります。遅刻欠席してしまったり、商談や移動時間が伸びてしまったりするとコミュニケーションに参加できなくなってしまいます。それを補うのがビジネスチャットです。
浅間商事ではビジネスチャットもWEB会議もどちらも使えるMicrosoft Teamsをおすすめしております。
詳しくはこちらの解説記事をご覧ください。
【事例付き】中小企業の「Microsoft Teams活用術」6選
中小企業の皆さんに向け、Microsoft Teamsの活用術6選を事例を交えてご紹介します。 | パソコン・複合機・ネットワークの総合IT商社は浅間商事
VPNは仮想のネットワーク回線を社内とつなぐことで、外から安全に社内のデータにアクセスができる技術です。UTM(セキュリティ機能付きルータ)を使うことで、セキュリティ対策を施したVPNを導入することができます。
詳しくはこちらの解説記事をご覧ください。
【2020年最新版】中小企業向け:導入しやすいテレワークの仕組み3選 ~最も選ばれている「インターネットVPN」編
「導入しやすいテレワークの仕組み3選」。第2回は「インターネットVPN」のご紹介や活用方法です。浅間商事のお客様の中では、一番テレワークでのご利用例が多い技術です。 | パソコン・複合機・ネットワークの総合IT商社は浅間商事
WEB会議とビジネスチャット、VPN、この3つを導入すると、テレワークでの業務環境は劇的に変わります。そして、「業務効率が下がった」という理由で出社に戻ることは減ると思われます。
まとめ
緊急事態宣言解除後、テレワークをやめて出社勤務に戻った理由の一つに、「携帯電話とノートパソコン」だけで対応しようとした、というケースがありました。
オフィス勤務に比べ、携帯電話とノートパソコンだけでは社内のデータにアクセスしたり、スムーズなコミュニケーションをとることが難しくなります。
浅間商事ではテレワーク導入にあたり、WEB会議とビジネスチャット、VPNの3点セットをおすすめしております。それぞれ、Microsoft Teams とUTMの2つで実現できます。
テレワークは、仕組みの導入だけでなく、運用に社員が慣れるまでの時間も必要です。急にスムーズな運用を行うのは難しいため、すでに導入を検討している方は、早めの導入、早めのテスト運用開始をおすすめします。
おまけ情報:テレワークでの売れ筋商品
- UTM
- モバイルノートパソコン
- Webカメラ
- TV会議システム
- Mobile Wi-Fi
Microsoft TeamsやUTM、テレワーク導入全体にご興味・ご関心がある方はぜひ一度浅間商事までご相談ください。お客様の要望にあわせ、さまざな商品・サービスで課題解決のお手伝いをしております。
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