2/13、埼玉会館にて「中小企業経営者のためのITセミナー」を開催しました。当日の様子を一部ご紹介いたします。
今回のセミナーは働き方改革とセキュリティ対策の2つのテーマをご紹介しました。
マイクロソフト様も船井総研様も働き方改革とは生産性向上のことであり、一人当たりの売上や利益を増加させることが目的とおっしゃっていたことが印象的です。ただ早く帰宅することや、有給休暇を取得することが働き方改革ではないということですね。
クラウド活用と働き方改革
まず、マイクロソフトの國井様よりクラウド活用と働き方改革について解説いただきました。Office 365やSkypeのデモを交え、生産性向上に繋がる具体策を解説していただきました。
Skype会議というと顔を合わせるテレビ電話のイメージが強い方もいると思いますが、顔を映さず音声のみのやりとりで、作業中のファイルの共有や編集をすることができます。ファイルをメールで添付して確認してもらうといったフローを省略でき、打ち合わせなどがスムーズになります。
サイバー犯罪の手口と対策
次にセキュリティ対策パートでは、埼玉県警察の中村様にご講演いただきました。警察内での働き方改革などのお話も交え、サイバー犯罪の手口と対策を教えていただきました。
中村様が「交通事故が少なくなれば、私たちの働き方改革にもつながるのではないか」とおっしゃっていたのが、印象的でした。
警察内での業務が減る=事故・犯罪件数の低下ということで、官民お互いに有益なことですよね。私たちも今一度交通ルールの遵守や犯罪防止について考えていきたいなと感じました。
笑いを交えながら締めるところは締め、みなさんの心を掴んでおり、たくさんの方に聴いていただきたいと感じた講義内容でした。
埼玉県警様主催のセミナーも2月22日(木)に開催予定です。ぜひチェックしてみてください。
ハッキングの実演を交えた被害実例と対策
船井総合研究所の宮増様からは、ハッキングの実演を交え、被害実例と対策をご紹介していただきました。
パソコンのハッキングを実際に見る機会はないので、みなさんしっかりご覧になっていました。重要なファイルやネット銀行のID・パスワードの盗用が簡単に行われていて、不安になった方も多かったのではないでしょうか。
また、話題のコインチェックの仮想通貨流出のお話もありました。
コインチェックはハッキングの被害を受けた被害者なのですが、サービス利用者にとっては加害者になっています。セキュリティ対策をしていなかったからですね。被害者が加害者になりうる、これがサイバー犯罪の恐ろしい面だなと実感しました。
私たちの会社でもハッキングの被害を受けて顧客情報流出ということになってしまったら、被害を受けたにも関わらず「加害者」になってしまいます。そうならないためにもしっかりと対策をすることが必要だなと再認識する機会となりました。
セキュリティ対策はまず「知る」ことから
これからもブログで働き方改革やインターネットセキュリティ対策の記事を掲載していきますので、ぜひ定期的にご覧ください。
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※追記:2020年4月22日「Office 365」は「Microsoft 365」に改名されました。