先月話題になったInternet Explorer(IE)のサポート終了。6/16にサポート終了となったのは、厳密にはWindows 10のIEです。
Windows 8.1などのIEは、OSのサポート期限までがサポートされる予定ですが、すでにIEで利用できないサイトやサービス、システムなども出ていますので、パソコンの入れ替えのご検討など必要になる可能性があります。
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2022年6月16日(日本時間)にMicrosoft社のWindows 10搭載Internet Explorer(以下、IE)のサポートが終了。
サポート終了後はセキュリティ更新プログラムの提供がなくなり、セキュリティリスクが高まります。
同ソフトウェア製品の利用者においては、サポートが継続している他の一般的なブラウザへの移行、およびコンテンツの改修等の対応が望まれます。
※Windows 8.1、Windows Server 2022、2019、2016、2012/2012 R2に関するIE11のサポート終了日は各OSのサポート終了日と同日です。
Windows 8.1の場合、Microsoft社のサポート終了日は2023年1月10日です。(6/16以降、ご利用になるサービスによってはIE利用不可やサポート終了となっている場合もございますので、ご注意ください。)
Microsoft製品サポート終了予定 抜粋(2022年7月時点)
- Windows 8.1 2023年1月10日
- Office 2013 2023年4月11日
- Windows Server 2012/2012 R2 2023年10月10日
- Windows 10 2025年10月14日
- Office 2016/2019 2025年10月14日
サポート終了前に、機器やソフトの見直しを新しくすることでリスクを減らし、最新のものを利用することで、パソコン動作が重いといったストレスも解消。サポート終了を確認して計画的にネットワーク機器の見直しを行いましょう。
攻撃のパターン OS、ソフトの脆弱性
- パソコンのOS、Office、WEBブラウザなどのソフトには、ソフトウェア上の欠陥が存在します(脆弱性)。
- 攻撃者は脆弱性を悪用し、PCやネットワークへ侵入、ウイルス拡散、不正サイトへ誘導等、攻撃を行います。
- この脆弱性への対策は修正プログラムをインストールなどで対応しますが、一般的にサポート終了後は修正プログラムが提供されなくなる→脆弱性がそのままの状態になる→サイバー攻撃の足掛かりに。
対策
- 修正パッチや新しいバージョンを適用する(手動で更新が必要のものは、最新版の有無を確認)。
- 古い機器、ソフトなど、新たな脆弱性に対応した修正パッチが提供されないこともあり、定期的な見直し。
- 利用するハード・ソフトの管理。
※IEで開く必要があるページは、Edgeに搭載の「IEモード」を利用
「Internet Explorer モード」とは「Microsoft Edge」に非対応のInternet ExplorerベースのWebサイトを直接 Microsoft Edge からアクセスできる機能です。