浅間商事代表の柳沢です。
先日、従業員数が100名以上、拠点も複数ある会社のシステム担当の方から、ご相談をいただきました。
「社長が変わり、新社長がUTMなどいらない。セキュリティ対策はウイルス対策ソフトだけで十分だと言われて困っている」という内容でした。
ウイルス対策ソフトだけでなく、UTMもあったほうが良い理由は他のブログでも書きました※が、よくよく話を聞いてみるとどうやらUTM以前の課題が見えてきました。(※【2020年最新版】UTMの時流、メーカー比較 ~中小企業経営者・システム担当のためのIT)
ウイルス対策ソフトが全社管理ではなく、拠点管理で、各拠点でバラバラ。更新やバージョン管理もできてない、入ってないパソコンもありそうという状況のようです。
この規模の会社さんですと、全社一括でライセンス購入をされた方がお得ですし、クラウドで管理することでインストール状況や更新、バージョン管理なども拠点に行かなくてもできるようになります。
浅間商事では検知力が高く、動作が軽く、価格も手ごろなESETとESETクライアント管理 クラウド対応オプション Liteでの運用を多くのお客様におすすめしています。
この会社さんは各拠点がVPNでつながっています。ということは、ウイルス対策ができてないどこかのパソコン一台が感染したら全社に感染が広がる可能性があるということです。この規模ですと横感染を防ぐためSubGateという装置もあってもよさそうです。
UTMの要・不要の前に、自社のウイルス対策ソフトの管理状況を業者さんまかせではなく、一度自分たちでしっかり確認されることをおすすめします。
笑えない笑い話ですが、「うちはウイルス対策ソフト入れてもらっているから大丈夫」という50名規模のお客様のパソコンを見させていただいたところ、ウイルス対策ソフトがデスクトップに置いたままインストールされていなかったということも実際ありました。
【上級編】
バズワードでSOCやEDR導入というご相談も増えてきていますが、先日セキュリティ対策の専門家の方々とお話ししたところ、
- それ以前にWindows Upadateはしっかりできているのか?
- その他のソフトのアップデートはできているのか?
- 0デイ攻撃対策の前に30日デイ対策(既知の脆弱性対策)を優先して行うべきでは?
という話になりました。
まずは基本から、一段ずつセキュリティを強化していきましょう。特に、テレワークが増えてくるとエンドポイントセキュリティはますます重要になりますね。
中小企業のセキュリティ対策は浅間商事までご相談ください。担当アドバイザーもしくはコールセンター、お問い合わせフォームまでご相談ください。パソコン1台のご購入から、新規のお客様も大歓迎です。
コールセンター:0120-830-414(あさま よいよ)