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浅間商事代表の柳沢です。
新年度を迎えると「自社の強み」を新入社員や金融機関などの取引先に説明する機会が増えると思います。そこで、今回は自社の強みの整理方法の一例をご紹介します。
なぜ強みの整理が必要なのか?
社長や社員であっても自社のことを深く理解して、さらに言葉にして伝えられる人は多くありません。社外の人であればなおさらです。
まずは社長や社員が自社のことを理解し、資料やホームページなども用いながら、社外のお客様や金融機関、取引先、採用応募者などに対して自社の強みを伝えられるようにすることで、会社の価値がより伝わりやすくなります。その結果、社員の皆さんの活動も自社の強みをより高めるものになると考えています。
また、自社の強みを明文化しておくと、意思決定が必要な際に「この選択は自社の強みを強めるのか?弱めるのか?」という判断軸ができますので、意思決定スピードを速くすることにもつながります。
お勧めの枠組み(フレームワーク)QCD
QCD(キューシーディー)とは
強みを整理する際にはSWOT(スウォット)分析などがよく使われますが、QCDで整理することもお勧めです。
QCDとは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)を指し、工場の品質管理や生産管理をするうえで重要視されてきた用語です。
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏も「10年後も顧客は多くの品揃え、安い価格、早い納期を求めているだろう」という言葉を残していますので、重なる部分がありそうです。自身は、品質やコスト、納期を高めることでお客様への提供価値を高めるという、シンプルかつ顧客目線な考え方であることに魅力を感じています。
浅間商事の事例
事例として、浅間商事の強みの一部をQCDでご紹介します。
Quality(品質)
- 自社もお客様と同じ中小企業のため、自社で導入してノウハウを蓄積したIT商品をお客様に提供することができる。
- 自分たちが毎日使っている商品のため、商品への理解が深く、提案とサポートを的確に行うことができる。
- 常に研修や学習会でメンバーがスキルアップしているため、最新の情報をお届けできる。
Cost(コスト)
- 老舗の非上場企業で「お客様の次の10年を共に創る」ための長期目線で経営をしているため、過度に短期の収益を追いかける必要がない。
- 一つ一つの商品の価格は中小企業のお客様に手の届く価格に抑えても、長期的に複数商品をご購入頂くことで自社の利益も確保することができる。
Delivery(納期)
- 各拠点から片道1時間以内のお客様とのお取引を基本としているため、お客様先でトラブルがあった場合も当日駆け付け対応ができる。
ポイント
最後に、強みの整理で重要なポイントは「他社が簡単に真似できないものであるか」ということです。
「この強みは他社と同じレベルなのではないか」「他社もすぐに真似できるのではないか」「一つは真似できたとしても二つ以上を真似することは難しいのではないか」などの質問を投げかけることでより一層の強みにすることができると思います。
浅間商事では御社の強みを活かすご提案ができるよう心がけております。ぜひご相談ください。
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